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 新宿GET
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日本のディスコ業界の大御所、ニック岡井氏がいらした「新宿GET」。
新宿南口のアダルト映画館(現存してますな・・)の斜め向かい、ビルの4階だった。
何年頃から何年頃まで存在したのだろう?僕が行き始めたのは高校2年('71年ごろ)だったから、1970年代始めから営業してたんじゃないのかな。

ある日、僕がGETのマッチを自分の部屋においておいたら、親父が見て、声をかけてきた。
「おまえ、ゲッツに行ってるのか?」

最近テレビで、ダンディーなんとかという芸人さんが、二本指突き出しながら「ゲッツ!σ(>Д<)σ♪」と連呼しているのを見ると、この時の親父の話を思い出す。

「なんで、ゲットを知ってるの?」
当然のことですが、僕は、いい年した親父がディスコの名前を知っているのが不思議だったよね。
「んん?ゲッツかぁ?ホレ、お父さん、マンザによく行ってたろ?」

うちの親父は、まぁ、ギャンブル全般が大好きだったのだけど、特に麻雀は、とんでもなくはまっていたようで、お袋は今でも、そのころのことを愚痴る。

仕事の帰りに、雀荘に行って、そのまま徹マンとなって帰ってこない・・
それだけじゃなくて、好きなくせに負けることの方が多かったらしく、給料のほとんどを負けてしまってきて、生活費に困ったなどなど・・
まぁ、あまり、いい思い出ではないな。だから、僕は、ギャンブルだけはやらない。(い、いや、「・・だけ」ってことはないです。)
あ、どうでもいいですよね・・(^^ゞ

その親父が、しょっちゅう行ってた新宿の雀荘が「マンザ」。
「満座」って書くのか、「万座」なのかわからないけど・・。
「うん、雀荘でしょ?」
「そうだ、雀荘。んでな、そのマンザの社長が、なんかデスコってのか、始めたって言っててな。それが、ゲッツなんだよ。トシちゃんっているだろ、ゲッツに?」
「いるね、いつも、入り口のレジんとこにいるよ。」
「トシちゃんが社長の息子だよ、あと、ゲッツにニックっていう人もいるんだろう?」
「あ、ニックさん、いるよ!(^o^)」

・・皆、そのマンザにたまってたメンバーらしい。(^^ゞ
GETの前身といわれ、ニックさんが働いておられたディスコ「ジ・アザー」のそばだったんだろうね、このマンザは。

「可愛い人よ」や「僕の彼女は三つ年上」のヒットがある「クック、ニック&チャッキー」の、ニックさんを迎えたGETは、いわゆるGOGOダンスから、ステップ・ダンスへの確立、もっと言えば、日本のディスコブームの先駆けとして大きな貢献を果たした店だと思う。

縦に細長いビルの小さなエレベーターを降りると、ジェームスブラウンやダイアナロスとシュープリームスなんかの曲が聞こえてきて、もう、ワクワクしてしまう!
通路の左手にレジ窓があって、ワンドリンク付きの料金を払う。たしか、500円くらいだったかなぁ。
レジの横のドアを開ければ、縦長の店内に入る。
ワッと大きくなるR&Bの音!!

どのくらいの人数が入れたんだろうなぁ?
とにかく、75年くらいから始まる本格的なディスコブーム以前の踊り場は小さかったよね。GETも数十人〜百人ってとこじゃなかったんだろうか?

真ん中の踊り場を囲むように壁際にイスが並んでた。
入り口から見て一番奥にDJブース。天井にはオーロラが回り、ファンキーブロードウェイなんかを踊るときにはストロボが光った。
基本的には縦長の踊り場で、2列ずつが向かい合って踊るような感じだったよね。
後のディスコ・ダンスのように、男女ペアで踊ると言うより、列で向かい合って踊るというのが、当時のステップ・ディスコだった。

GETの従業員は、もちろん、後々のディスコのように黒服でもなく、ユニフォームでもない、それぞれの私服だったね。
覚えているのは、太ってたカキモトさん、アイビーのジャンプさん、後にGETのすぐそばに開店したソウルトレインへ移ったノボルさんなど、個性的な人が多かった。メンバーは、灰皿交換やグラス下げのような、いわゆるホールの仕事とDJを回り持ちしていたね。

かかっていた曲は、やはり、R&B、ソウルが多かった。
ジェームスブラウンの曲など、たとえば、ホットパンツやポップコーン、セックスマシーンなどなど、その曲には、その踊りがあるというように、曲ごとにステップや振りがあった。その曲がかかったときに「ふさわしい踊り」が踊れるか?は、かなりのポイントだったです^^。

基本はチャチャ、ソウルシーシーみたいに、多くの曲で踊れるステップは必修項目でしたね(^。^)
それから、スケーターとか、ホースみたいな、まぁまぁ、踊るシーンが多い踊りも押さえておかねばならなかったっ!!
もちろん、ゲットレディや可愛い人よなど特定科目は、必修でした・・!

さて・・今日は、ここまで。
かかっていた曲や、その他の思い出は、少しずつでも書き足していこう。

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